MarkDownに対する考え方

webができたてのころのHTMLは、実にシンプルでした。その代わり、凝ったことはできませんでした。

現在のwebでは、動きもあるし極彩色だし、力がありさえすれば自在な表現も可能となっています。しかし、そのことは、「HTML」の原点を見失いつつあるようにも思えます。

HyperText Markup Language」。

つまり、簡単なマークアップをテキストファイルに付与することで単なるテキストファイルをはるかに超越(Hyper)することができるというのが原点でした。ちょっと調べてみると1974年のことであったようです。

HyperText Markup Language
コンピューターを利用した文書作成・閲覧システムの1つで、複数の文書を相互に関連付け、結び付ける仕組み。文書のほか、画像、図表、音声、動画、3次元グラフィックなどもリンクできる。

IT用語辞典

マニュアルや社内規定、仕様書などを共有し、必要に応じてユーザーサイドで随時改廃ができるべきとすると、はたしてWordPressのような重量級のCMSが必要なのだろうか という疑問から「MarkDown」に行きつきました。

MarkDown」は簡単なルールで最低限の表現を可能としています。本来はテキストファイルに対して約束に従った「記法」を書き込むことで、見出しやリストなどに展開することを可能としていますが、「Typora」というエディタを使えば、もっと多彩なことを実に簡単に表現することができます。

Typora」はかなり強力なソフトで、買取りで2千円もしません。後日、記事にします。

MarkDownでやりたいこと

Affinityというadobeライクなアプリのヘルプはローカル・ドライブに展開しているHTMLとCSSとJavaScriptで左側に2階層のアコーディオンメニューが表示されています。

左側のメニューは2階層になっています。幅を狭めていくと、

左側のメニューは、ハンバーガー・メニューに畳み込まれます。

webサーバーを必要とせずに、階層構造にしたHTMLをCSSとJavaScriptだけで実現できるなら、クラウド・ストレージに置くだけで共有が可能になりま。

モバイルをクラウド・ドライブにしろローカル・ドライブにしろ正常に動かすのには、いまだ知識と情報が不足していますが、いずれ顛末は報告します。

Typora」の使い方のところで書きますが、Wordで「見出し1~3、4」を使って文書を作成してみましょう。そのWord文書が完成したらTyporaにコピー&ペーストすることで、Markdown文書(拡張子が「md」)にすることができます。

随時改廃

マニュアルや分掌規程が陳腐化してしまうのは、「随時改廃」できないことにもよります。

マニュアルや職務手順書、仕様書などの「社内文書」を、その職務をPDFなどではなく文字データとして明文化してみることを推奨しています。