電気自動車は電池で走る

「SSD」は種類によって違いはありますが、TLCでだいたい千回が限界の目安になるようで、期間で言うなら5年を寿命と考えておくべきとのことでした。

電気自動車の車載電池はどれくらいなのでしょうか?

ざっとネットを調べると概ね自動車メーカー各社は8年間に10万キロから24万キロと表明しているようですが、10万と24万とでは随分と違う気がします。

そもそもリチウムイオン電池が劣化する原因として、「充放電の繰り返し」「高温」「過放電」をあげることができるようです。急速充電は「高温」が発生するので電池寿命を縮めます。当然、真夏の日ざらしも同様です。

電池交換もスマホのようなわけにはいかず、車ごと買い替えたほうがいいくらいの費用が掛かるようです。

最近の電気自動車には車載電池の温度を管理して最適の電流を調整する機能が付いているようなので、その分、寿命が延びます。高温が弱点とすると低温のほうがいいのかというと、そうでもなく寒すぎればヒーターを使って温めなければならないようで、充電効率も落ちるのだそうです。

山の中で「電欠」したら、ガソリン車ならガソリンを入れれば何とかなりますが、電気自動車の場合は、電気を山の中で入れることはできないので、電気のある所までけん引してもらうしかないでしょう。これは水素も同じと思います。

ノルウェーの事情

ノルウェーでは電気自動車が2022年3月には86%にまでなったそうです。電気自動車に対する優遇もあり、急速充電のインフラ整備も進んでいるようです。

ノルウェーは石油、天然ガスは輸出大国で、国内のエネルギーは水力発電がメインだそうです。といっても北のほうは住民も少なくて電気が余るのだそうですが南に送る手段にかけており、南の方は不足分を外国から買っているのだそうです。

1か月の電気代が10万円を超えることもあるようです。

充電インフラとしては高速道路では急速充電機を20機も設置しているところがあるようで、日本とは大違いです。とはいえ、充電渋滞が発生することもあって、大移動があるような場合は中国でも同様の問題が発生しています。

急速充電と言っても30分かかるので、ガソリンや水素とは大違いです。

中国などのようにそもそも内燃機関の自動車が産業化されていなければともかく、日本でガソリン車の生産をやめてしまえば、その技術者の雇用を失い、復活することは難しくなるでしょう。

充電インフラもさることながら、電気代の高騰も考えると、これは国のエネルギー政策とも密接な関係があり、どうなっていくのかは海外の動向を見守っていくことがよさそうです。

アメリカのカルフォルニアでは2035年以降に、ガソリン車およびハイブリッド車の新車の販売を認めないことを決めています。あと13年に間に世の中がどのように変わっていくのかが見ものです。

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